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S状洞溝では右と左とを比. 較してみよう.普通は右の方が深く広いのだが,そうなっているかどうか.あるいはその反対のこともあるからしらべてみよう.S状洞溝の深さと大きさは頚静脈孔の直径と符合している.さらにこの溝の最後の部分が後頭骨の領域内にあることに注意しよう(図215).錐体溝Sulcus petrosusは錐体後頭軟骨結合の上にあって,この溝の一半は側頭骨に,他半は後頭骨に属している.顆管Canalis condylicus(もし存在するときには)と頚静脈孔の前内側の方にある頚静脈結節Tuberculum jugulareは見出すのに困難でない.

[図276]頭蓋底の内面(7/10)

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最終更新日13/02/03

 

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