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内側の枝は尾動脈からの横走枝と網を作って吻合する.外側の枝は一部は脊髄枝Rami spinalesとなって前仙骨孔を通って仙骨管にはいり,そこで枝分れする.またそれらのつづきは後仙骨孔を通って長い背筋群と大臀筋の起始部に達する.さらに枝の一部は仙骨と尾骨の諸靱帯および梨状筋,尾骨筋,肛門挙筋に分布している.上方の枝は腰動脈と,下方の枝は肛門動脈とつながる.

 非常にしばしば外側仙骨動脈が2本の小幹に分れ,そのうち上方の幹は1つの仙椎を,下方の幹はそれより下にある椎骨列を養っている.

[図672] 女の会陰部の動脈(5/6)

 左側の球海綿体筋は取り除いてある.

 右側では神経をも示してある.

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最終更新日13/02/03

 

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