Rauber Kopsch Band2. 117   

 局所解剖:直腸は腸管が腸間膜を失ってその後面が仙骨に接したところではじまる.それは第3仙椎の上縁である.直腸は小骨盤内のいろいろの器官と大切な位置関係をもっている.男では膀胱・精嚢腺・前立腺のうしろにあり(図262,  266),女では子宮と腔のうしろにある(図275, 276).

 腸管の下口は肛門Anus, Afterであって,これは拡張性に富む穴で,その内方は粘膜に,外方は皮膚に被われており,粘膜と皮膚がここでたがいに移行する.

[図167]直腸を外方から剖出する(3/4) *コールラウシュヒダに相当するところのへこみ.

[図168]直腸 上と同じ標本を前方の正中線で切り開いて,壁の左右両半を少しく側方にひっぱってある(3/4)

S.117   

最終更新日13/02/03

 

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