Rauber Kopsch Band2. 145   

[図201]声帯ヒダと室ヒダの横断面 声帯ヒダの自由縁で*から*までのところが重層扁平上皮で被おれている.

 したがって前頭断では砂時計の形をしている.上方と下方の狭くなったところの間には喉頭室Ventriculus laryngis(図194, 198, 201)というかなりの空所が横の方向に広がっている.それゆえ喉頭腔を上部,中部,下部の3つの部分に分けるのがよい.

 上部は喉頭前庭Vestibulum laryngis, Vorhofといい,前方が広く後方が狭い不規則な四辺形をした喉頭口Aditus laryngisで始まっている.喉頭蓋と披裂喉頭蓋ヒダでかこまれている(図87).小角結節楔状結節および披裂間切痕については粘膜のところですでに説明した(143頁参照).

S.145   

最終更新日13/02/03

 

ページのトップへ戻る