歴史的な偉大な解剖学書
[図208]左肺の内側面(7/10) 肺間膜は切断してある.
粘液腺のそばには漿液腺があって,その導管はたいてい粘液腺の導管に開口している(図205, 207).
気管支の構造は気管のそれと同じにできている.気管のものより短くて幅のせまい軟骨輪があって,その数は右気管支では6個ないし8個,左気管支では9個ないし12個の範囲である.粘膜下組織にある腺は気管支腺Glandulae bronchalesと呼ばれる.
脈管と神経.気管の動脈は主として下甲状腺動脈からきている.静脈は近在の静賑叢で・甲状腺静脈に属しているものにはいる.リンパ管はたくさんある.神経は迷走神経の幹からく来るものがあり,またその枝である反回神経から,そのほかを交感神経からきている.
最終更新日13/02/03