Rauber Kopsch Band2. 188   

[図257]腎髄質の外帯の横断26才のヒト(Peterによる) ×260

[図258]腎髄質の内帯の横断 ヒト(Peterによる)×260

[図259]尿管(腹腔部)37才の男 横断 Böhm(モルモットで)とK. W. Zimmermann(ネコとイヌで)によるとこれらの細胞は多数の深刻な高まりを側方にもっていて,たがいにかみ合っており,そのため表面はきわめていりくんだ様子をしている(図249 c).

 ヘンレ係蹄の最初の太い部分は曲部と同様の性状の上皮細胞をもっている(図252).それにつづく係蹄の下行脚は丈の低い,明るい上皮をもっている(図257, 258).この部では細い管の周りを囲むのがただ1個の細胞で足りている所がしばしばみられ,あるいはその場合になお隣りの細胞の一部分が加わっているという状態である.核は内腔に向かって突出している.内腔は核の在り場所がいろいろ変わっているために波状を呈している.

S.188   

最終更新日13/02/03

 

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