Rauber Kopsch Band2. 262   

[図336]女の会陰,骨盤出口の筋(4/5)

左右の肛門挙筋は直腸と前立腺のあいだで横走する平滑筋の束によってたがいにつながっている.筋束の一部は直腸の後方で弓なりになって他側の同名筋と合しており,その他の部分は尾骨と肛尾中隔に停止している.

 女の肛門挙筋は腟のそばを通るときその縦走線維と結合しており,その点が男のばあいと違っている.

 尾骨筋M. coccygicus(図342,8)は腱性の束をまじって坐骨棘から起り,扇状にひろがって尾骨の側縁に付着している.腱性の成分がきわめて多量であって,そのためにこの筋は仙棘靱帯の一部のようにみえることがある.この筋はまったく欠けていることがある.

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最終更新日10/08/31

 

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