Rauber Kopsch Band2. 332   

 橋の腹側面には正中線を縦走する1つの溝,すなわち正中溝Sulcus medianusがある.橋の上方の境界には橋外側糸Fila lateraliApontisが走っている(図422).橋外側糸は結合腕と橋腕とのあいだの溝において始まり,橋の上縁に沿って走り,大脳脚に移行している.

 橋の腹側面の長さは20~30mm,そのは30~36mm,その厚さは約25mmである.橋の背面における境界は,下方は髄条により,上方は脳室底の上端によって示されている.骨格との局所関係では,橋は斜台の上部の上にのり,鞍背の上縁にまで達している.

[図411]脳梁Corpus callosum(上からみる),および半卵円中心Centrum semiovale左右の大脳半球の上部を脳梁の上面の高さまで取り除き,脳梁膝と脳梁膨大を被うところの帯状回の部分を取り去ってある.

S.332   

最終更新日13/02/03

 

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