Rauber Kopsch Band2. 339   

[図417]脳底を示す. 視索および島はこれらを被う前頭葉および側頭葉の部分を取り去って剖出してある.

2. 前髄帆Velum medullare anteriusは第四脳室の上部を上から被うのにあずかって左右の結合腕が縦走してつくる梁柱と小脳とのあいだに張られ,背方は小脳小舌に被われ,且つこれと癒合している(図410, 422).

 前髄帆の上端から下丘に,幅2mmの前髄帆小帯Frenulum veli medullaris anteriorisが延びている(図428).

C.中脳Mesencephalon, Mittelhirn

 四丘脳,すなわち中脳は脳の5つの部分の中で最も小さい.背方面でみると,中脳は四丘板の下縁から松果体Corpus pineaieの茎部まで延びており(図428),腹方面では橋の上縁から乳頭体にいたる所までが中脳の範囲である.

S.339   

最終更新日13/02/03

 

ページのトップへ戻る