Rauber Kopsch Band2. 367   

これらの縦条はもともと1つの退化的な大脳回ein rudimentärer Gyrusに属するもので,この回転はうしろは小帯回および歯状回に続き,またのちの発達段階では帯状束Cingulumに属するのである.また脳梁には横走する多数の溝があって,これにより横条Striae transversaeが境されている.

[図440]脳弓Fornix,海馬足Pes hippocampiおよび前交連Commissura rostralis(9/10)

[図441]脳梁放線右の大脳半球 線維束分離標本.(2/3)

 脳梁の下面は,その上面とは約1cm離れ,その両端部を除いてはだいたい上面と平行している.下面はその前方部では中央のところで透明中隔と癒着し,この中隔よりうしろでは脳弓体および脳弓脚と合している.透明中隔の側方では脳梁が側脳室の前頭角と頭頂部の屋根をなし,上衣に被われている.

 

S.367   

最終更新日13/02/03

 

ページのトップへ戻る