Rauber Kopsch Band2. 415   

 有線領の範囲は鳥距溝の壁をなしている皮質の部分と一致し,この溝の近くの周辺にごくわずかだけ及んでいるに過ぎない.これは大脳半球の外側面にはごく僅がだけのびているが,しばしばそこにほとんど達していないここどがある.これはおよーそ視覚中枢と一致している.

[図480]中心前域におけるベッツ巨大錐体細胞 成人.×66(Brodmannによる)

[図481]後頭裁の細胞層 成人.×66(Brodmannによる)

[図482]鳥距溝(f. ca. )とその付近の大脳皮質の断面(1/1)その灰白皮質内に1本の白い線条,すなわちヴィック・ダジール条(=ジェンナリ条)が目立っており,この条は灰白皮質の外方の面よりも内秀の面により近く存在する.

 ジェソナリ条は有線領の範囲では非常によく発達しているので,肉眼でたやすく見るごとができる.そしてヴィック・ダジール条Vicq d’Azyrscher Streifenの名で知られている(図434, 482).

 海馬足の構造は特別なものとされている.

 Schafferは哺乳類(家兎とブタ)の海馬傍回に次の諸層を区別した(図484).

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最終更新日13/02/03

 

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