Rauber Kopsch Band2. 478   

[図525]頚部の神経(3/4) (HirschfeldおよびLeveilléによる)

 胸鎖乳突筋はその上部以外は,広頚筋とともに取り去り,胸骨柄の右半分と鎖骨の胸骨端とは取り除いてある.

 上咽頭枝の枝は口蓋帆挙筋と口蓋垂筋とに達する.1本の細い枝が上上皮小体にまで追求された(Braeucker).また咽頭神経叢からのいくつかの枝が甲状腺に達する.また迷走神経の咽頭枝の1つからは迷走神経の舌枝Ramus lingualis n. vagiも発する(Luschka).この舌枝は舌咽神経の咽頭枝から1本の細い枝を受け入れて,舌下神経のところにいたり,2本の小枝に分れる.その1本は舌下神経といっしょに末梢にすすみ,他のものは交感神経外頚動脈神経叢に入る.

S.478   

最終更新日13/02/03

 

ページのトップへ戻る