歴史的な偉大な解剖学書
[図531]項部の神経と血管(I) 左側は表層.右側は僧帽筋の上部と項板状筋の中央部とを取り去ってある.
脊髄神経の多くはすでに椎間孔の内部で後枝と前枝とに分れている.この分れた場所から頚神経の後枝は関節突起の外側面を廻って背方に走るが,第1と第2の頚神経は特別な関係を示すのでこれらは別にする.半棘筋の外側面で各後枝がそれぞれ内側枝Ramus medialisと外側枝Ramus lateralisとに分れる.
α)外側枝Rami lateralesは純粋に運動性であり,板状筋,最長筋,腸肋筋に分布する.
β)内側枝Rami medialesは知覚性の線維も運動性の線維ももっている.
最終更新日13/02/03