Rauber Kopsch Band2.521   

[図552, 553](右)下肢の皮神経の分布領域

 図552 後面; 図553 前面.(日本人の下肢の皮神経分布については,左右各10肢を用いた牛尾の詳細だ報告がある.(牛尾甦生平:邦人下肢の皮神経分布に就て.解剖学雑誌,7巻,757~871,1934))

 

2. 腸骨鼡径神経N. ilioinguinalis(図549551, 553)

 これは腸骨下腹神経よりも細く,これと同じような経過をとり,それよりやや下方で腰方形筋の前を通り,腸骨稜のすぐ上で腹横筋に達し,この筋を腸骨下腹神経よりいくらかいっそう前方で貫き,腹横筋と内腹斜筋とのあいだを前方に走り,腸骨下腹神経と上述の結合をなし,鼡径管を通り,あるいは浅鼡径輪の外側脚を貫いて精索に達し,そこで終枝に分れる.

S.521   

最終更新日13/02/03

 

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