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- 004_01【Greater trochanter of femur大転子(大腿骨の) Trochanter major】 Large prominence on the superolateral aspect of the femur for attachment of the gluteus medius, gluteus minimus, and piriformis muscles.
→(大腿骨頚の上外側には大転子(中臀筋、小臀筋、梨状筋がつく)が突出している。転子とはハンドルのことで、その力学的な効用は、たとえば大転子につく中臀筋が大腿骨を外転させている。)
- 004_02【Head of femur大腿骨頭 Caput femoris】
→(大腿骨の上端には2/3球状の大きな関節面を持つ大腿骨頭がある。その頂点は内側上方に向くが、同時にやや前方に傾いている。)
- 004_03【Articular cartilage (Head of femur )関節軟骨(大腿骨頭) Cartilago articularis (Caput femoris)】
→(骨の発生の始めにできる軟骨は、骨端軟骨のほかに、隣接する骨と対する骨端面、すなわち、関節面にも残る。この軟骨は関節軟骨といわれ、骨端の成長にあずかるとともに、関節面に加わる外力に対する緩衝帯となって、関節面における摩擦を減じ、骨を保護する。)
- 004_04【Spongy bone; Trabecular bone海綿質;海綿骨;海綿質骨;小柱骨 Substantia spongiosa; Substantia trabecularis】 Loosely organized bone substance with interstices filled with bone marrow.
→(骨の内部の大部分は細い骨梁からなる海綿質でできている。海綿質は、三次元的な有孔の網目格子に配列している骨で外力の影響を受けて、適切な数の骨梁が形成されており、骨の強度を生み出している。骨の内腔は「曲げ」に対する抵抗力にはあまり貢献していない。しかし内腔があるおかげで骨の重量は著しく軽減されており、われわれの骨格の重要は平均してわずか7kgに過ぎない。内腔の骨梁間の腔所(骨髄腔)は、骨髄がつまっている重要な場所である。)
- 004_05【Red bone marrow; Red marrow赤色骨髄;赤色髄 Medulla ossium rubra】 Red, hematopoietic bone marrow.
→(骨髓は造血作用を営んでいるものは赤い色を呈しているので赤色骨髓という。長骨の骨端、短骨、扁平骨と不規則骨の骨髓は一生涯赤色骨髓である。)
- 004_06【Lesser trochanter of femur小転子(大腿骨の) Trochanter minor】 Small prominence on the posterior aspect of the femur projecting medially from the junction of the neck and shaft. Attachment site of the iliopsoas muscle.
→(大腿骨頚の下内側後方には小転子が突出している。腸腰筋が着く。)
- 004_07【Yellow bone marrow; Yellow marrow; Fatty marrow黄色骨髄;黄色髄;脂肪髄 Medulla ossium flava】 Yellow, fatty bone marrow.
→(骨髓は造血作用を失ったものは黄色をしているので黄色骨髓という。長骨の骨端、短骨、扁平骨と不規則骨の骨髓は一生涯赤色骨髓であるが、他の骨髓はおよそ5歳後に黄色骨髓となる。)
- 004_08【Compact bone緻密質(骨の);緻密骨 Substantia compacta】 Dense bony substance formed by osteons.
→(骨が密な骨組織だけでできていると、われわれの身体は非常に重くなってしまう。大きな骨では外層だけが緻密質で出来ている。)