Rauber Kopsch Band2. Abb-302   

[図302]精子発生の模形図.(Waldeyerの著“Geschlechtszellen”より).

 図は精細管の横断面でI~VIの仕切りは精子発生のいろいろな段階をしめしている.しかし実際にはこのままの像がみられるおけではない.

第Iの仕切り

 精細管の壁のところにはセルトリ細胞と精祖細胞がある.第2列には精母細胞が5個あり,なお図305cの段階の多数の精子細胞がある.

第IIの仕切り

 図305dの段階における精子細胞でセルトリ細胞とつながっている.

第IIIの仕切り

 さらに発達して図305eの段階にある精子細胞.精祖細胞と精母細胞は大きくなり,新しい分裂の準備ができている.

第IVの仕切り

 第IIIの仕切りと同じ段階であるが,それより少しすすんだところ.

第Vの仕切り

 精子細胞はすでにほとんど成熟した精子に変形しており,精母細胞は一部のものが分裂して精娘細胞と精子細胞を作っている.

第VIの仕切り

 成熟した精子で,頭部,中間部,尾部をもち,一部は遊離し,一部はまだセルトリ細胞とつながっている.また精母細胞の分裂により多数の精子細胞ができている.精子細胞のいくつかは精子に変形しはじめている.

最終更新日13/02/03

 

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