歴史的な偉大な解剖学書
胸骨柄Manubrium sterniに胸骨体Corpus sterniが付いている.中年までは胸骨体が柄から分離していて,線維軟骨でその間を結合して胸骨結合Symphysis sterniをなしている.胸骨結合の部分は前方に突出していて,胸骨角Angulus sterniとよばれる.下端の部分をなす剣状突起Processus ensiformis, Schwertfortsatzは通常思春期までは完全に軟骨性で,その後も少なくとも一部は軟骨性である.
[図199, 200]胸骨(2/3)図199は前面,図200は左側からみる.
胸骨は前後の方向に平たく押された形で,その縦軸を横からみると前方へ軽く凸を描いている.柄は上部で最も広く,体と結合する下端へ向かって急に狭くなっている.体は中央部で幅が広くなり,下端では著しく狭くなっている.
最終更新日13/02/03