歴史的な偉大な解剖学書
[図238]前頭骨 眼窩面(4/5)
[図239, 240]左の鼻骨(1/1)図239は外方から,図240は内方からみる.
[図241, 242]鋤骨(1/1)図241は上稜からみる.図242は左側からみる.
[図243]左の涙骨 外方からみる.(1/1)
この中央の溝に蝶形骨吻Rostrum sphenoideumがはまりこんでいる.鋤骨異は蝶形骨体の下面のかなり広い部分を包んでおり,前方では蝶形骨甲介に達し,側方では蝶形骨の異状突起の基部にある鞘状突起に達している,口蓋骨の蝶形骨突起も鋤骨翼と結合している.鋤骨の前縁は上方の小さい部分で篩骨の正中板に結合し,下方の大きい部分で鼻中隔の軟骨と結合している,また下縁は鈍い刃をなして上顎骨および口蓋骨の鼻稜Crista nasalisに接着している.後縁はうすくて平滑で自由縁をなし,左右の鼻腔のうしろの口すなわち後鼻孔Choanaeのしきりをなしている.鋤骨の両面にはそれぞれ1本の溝がななめに後上方から前下方へ走っている.これは鼻口蓋神経N. nasopalatinusの経路にあたる.
最終更新日13/02/03