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[図405] 顎関節 関節を通る矢状断(4/5)

[図406] 顎関節 外側(4/5)

 顎関節の力学:顎関節において可能な運動は次の3種である.

 1. 左右の下顎小頭を通る横軸を中心にしてなされる運動これは下顎骨の上下運動すなわち口の開閉運動で,一種の蝶番運動である.この蝶番運動は関節円板において行われるが,この円板はまた関節結節の斜面をあちらこちらと滑り動くことによって,側頭骨の関節面に対して独自の運動性をもっている.従って下顎骨の上下運動は関節円板の非常にさまざまの位置において行われ得るのである.

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最終更新日13/02/03

 

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