Rauber Kopsch Band2. 295   

 脊椎間の神経節および交感神経節の細胞の形Zellformenはいろいろである.脊椎間神経節の細胞はその大部分が単極であり(図366),交感神経節の細胞は多極である.

 脊椎間神経節,すなわち脊髄神経節の細胞は学者によって,多少の差はあるが若干の数の型に分けられている.これを区別する目じるしとしては,細胞の大きさ,そのなかにあって染色のできる物質の量とその外観, 細胞の突起の数とその様子である.--また成人においてもなお成長しつつある細胞と考えられる胎生期の性質を有ったいくつかの細胞が,他の細胞とともに存在することも重要視されねばならない.

[図364]神経内膜,神経周膜,神経上膜;太い神経線維と細い神経線維.ヒトの坐骨神経の横断面の一部.

[図365]脊髄神経節の細胞とその結合組織性の被膜および(グリヤ性の)外套細胞 ヒトの脊髄神経節(C. VI)より.

[図366]ヒトの脊髄神経節の大きな細胞(100µ)とその結合組織性被膜(Lenhossék)

[図367]A. 単純結合Conjugatio simplex, B. 相互結合Conjugatio mutua,×印のところで交叉している.

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最終更新日13/02/03

 

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