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- 518_01【Flexor digitorum brevis tendon短趾屈筋腱 Tendo musculus flexor digitorum brevis】
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- 518_02【Fibrous sheaths of toes趾の線維鞘;線維鞘(足の指の) Vaginae fibrosae digitorum pedis】 Rather tough connective-tissue thickening of the tendinous sheaths, mainly on the flexor surface of the toes.
→(趾の線維鞘はこの靱帯が趾骨の両側に付き、骨とともにトンネル構造を作ることは、手指の場合と同様である。また趾節間関節部とその付近に見られる輪状部および十字部の線維群も、手指の場合と同様である。)
- 518_03【Lumbrical muscles of foot虫様筋[足の] Musculi lumbricales pedis】 o: Tendons of flexor digitorum longus. i: Bases of proximal phalanges of second through fifth toes. Flexion at metatarsophalangeal joint, movement of toes toward great toe. I: Medial and lateral plantar nerves.
→(4つの虫様筋はは長趾屈筋の腱から起こり、第2~5趾基節骨内側縁へ至る。第1虫様筋は第2趾へ至る腱の内側縁で一頭をもって起こる。第2~4虫様筋は羽状筋で、長趾屈筋腱対向面から起こる。虫様筋は深横中足靱帯の底側を走り、両者の間は小さな滑液包によって隔てられている。4個の虫様筋のうちで最内側の第1虫様筋は内側足底神経より支配を受ける。残りの第2~4虫様筋は外側足底神経からの深枝による支配を受ける。虫様筋の収縮は第2~5趾の趾節間関節が長趾屈筋により屈曲するとき趾が曲げられるのを防ぐ意義がある。)
- 518_04【Flexor digiti minimi brevis muscle of foot短小趾屈筋;短小指屈筋(足の) Musculus flexor digiti minimi brevis pedis】 o: Base of fifth metatarsal and long plantar ligament, i: Proximal phalanx of little toe. Flexion and abduction of little toe. 1: Lateral plantar nerve.
→(短小趾屈筋と小趾対立筋は第5中足骨底、長足底靱帯および長腓骨筋腱鞘から共通腱をもって起こる。小趾の短屈筋は第5趾の基節骨底に、小趾の対立筋は第5中足骨外側面に停止する。人では対立筋は短小趾屈筋の弱い分束としてしか出現せず、その停止部でしか同定できない。外側足底神経の浅枝による支配を受け、中足趾節関節で第5趾を屈曲させる作用を示す。)
- 518_05【Tuberosity of fifth metatarsal bone [V]第5中足骨粗面 Tuberositas ossis metatarsi quinti [V]】 Bony protuberance on the lateral aspect of the base of the fifth metatarsal. Attachment site of the fibularis brevis muscle.
→(第5中足骨底の外側には第5中足骨粗面(短腓骨筋の着くところ)があり、体表から骨の突起として触れる。これが独立した小骨(Vesaliusの骨)となることがある。)
- 518_06【Abductor diditi minimi muscle of foot小趾外転筋;小指外転筋(足の) Musculus abductor digiti minimi pedis】 o:Pisiform, flexor retinaculum. i: Proximal phalanx of little finger. Abduction. I: Ulnar nerve.
→(小趾外転筋は踵骨の足底面、特に踵骨隆起の外側突起、足底腱膜および第5中足骨粗面から起こる。その停止は第5の基節骨底に停止する。外側足底神経の支配を受ける。この筋は体重を支えない下肢においては第5趾を屈曲、外転させる作用を示し、足に体重がかかる場合には外側縦足弓を上方に引き、外側縦足弓を維持するのに役立つ。)
- 518_07【Flexor hallucis brevis muscle短母趾屈筋;短母指屈筋(足の) Musculus flexor hallucis brevis】 o: Cuneiform (I), long plantar ligament, tendon of tibialis posterior, plantar aponeurosis. Forms the groove for the flexor hallucis longus. Plantar flexion of great toe. I: Medial plantar nerve.
→(短母趾屈筋は楔状骨、底側踵立方靱帯および後脛骨筋の腱から起始する。その内側頭は母趾外転筋の腱とともに内側種子骨を介して中足指節関節に停止する。その外側頭は母趾内転筋の腱とともに外側種子骨を介して基節骨に停止する。短母趾屈筋は内側足底神経の支配を受ける。この筋の収縮により第1趾の中足趾節関節における屈曲が得られる。また、この筋は内側縦束裂を維持する役割も果たす。)
- 518_08【Flexor hallucis longus muscle長母趾屈筋;長母指屈筋(足の) Musculus flexor hallucis longus】 o: Fibula, i: Distal phalanx of great toe. Plantar flexion, supination, flexion of great toe. I: Tibial nerve.
→(長母趾屈筋はずっと内側に(おもな腱は第1末節骨底に)停止する。その起始は下腿の外側、つまり腓骨後面の遠位2/3,骨間膜の狭い紐状部分および後筋間中隔である。その腱は長趾屈筋腱の下を横切り(足底腱交叉)、足底で第2および第3(まれに第4)趾末節骨に腱性停止を送る。距骨後面と載距突起下面において長母趾屈筋の腱は溝の中を走る。同筋は腱鞘に包まれる。腱鞘は内果先端のレベルにはじまり、遠位へ伸び、第1中足骨底に至る。停止腱は第1中足骨頭から末節骨に至るまで腱鞘に包まれている。腱鞘は線維性のおおいによって母趾の各分節に付く。)
- 518_09【Flexor digitorum longus muscle長趾屈筋;長指屈筋(足の) Musculus flexor digitorum longus】 o: Tibia, i: Distal phalanges of the second through fifth toes. Plantar flexion, supination, flexion of toes. I: Tibial nerve.
→(長趾屈筋はヒラメ筋線より遠位の脛骨後面およびヒラメ筋腱弓の一部から起こる。その停止腱は基節骨の領域で短趾屈筋の腱を貫通し(第2~5)趾の末節骨に停止する。長趾屈筋の腱は腱鞘に包まれて、内果溝を後脛骨筋腱の背外側に走り、屈筋死体の下を載距突起内側縁に沿って足底に至る。舟状骨粗面のレベルでは長母趾屈筋腱の浅層を通る。この際、長母趾屈筋の健束が長趾屈筋の腱に混じる。この腱交叉位遠では足底方形筋が長趾屈筋の腱に付く。この付加的な屈筋は長趾屈筋停止腱の牽引方向を趾放線の長軸方向と関連させる。同一趾へ向かう長趾屈筋(「貫通筋」と短趾屈筋「被貫通筋」)の停止腱は腱鞘(滑液鞘に包まれる。腱鞘は第1中足骨頭の上方から始まり、末節骨までのびている。これらの滑液鞘は線維鞘に包まれる。線維鞘は手指におけると同じように横走線維と交織する線維(輪状および十字部)からなる。)
- 518_10【Quadratus plantae muscle; Flexor accessorius muscle足底方形筋;副趾屈筋 Musculus quadratus plantae; Musculus flexor accessorius】 o: Calcaneus. i: Lateral border of tendon of flexor digitorum longus. Toe flexion and support of longitudinal arch of foot. I: Lateral plantar nerve.
→(足底方形筋は踵骨底側面に起こり、長趾屈筋の腱に停止する。同筋は副趾屈筋とも呼ばれるが、それは長趾屈筋の停止腱が趾を引く方向を矯正するからである(趾の底屈時)。外側部の趾へ行く腱は、線維性の腱鞘によって長軸方向に固定される前に、中足骨上を斜走する。この腱の斜走は足底方形筋の索引によって中足骨長軸に沿った方向となる。外側足底神経の支配を受ける。この筋の収縮により長趾屈筋腱は後方へ引っ張られるために、第2~5趾の屈曲が得られる。 踵骨からおこって長母趾屈筋腱に停止し、その補助に働く。神経支配:外側足底神経。(イラスト解剖学))
- 518_11【Abductor hallucis muscle母趾外転筋;母指外転筋(足の) Musculus abductor hallucis】 o: Calcaneal tuberosity. i: Medial sesamoid bone and proximal phalanx of great toe. Medial abduction, supports longitudinal arch of foot. I: Medial plantar nerve.
→(母趾外転筋は踵骨隆起の内側突起、屈筋支帯および足底腱膜から起始する。腱となり内側種子骨を介して母趾の基節骨底内側面および短母趾屈筋の内側腱に停止する。内側足底神経の支配を受ける。この筋の収縮は母趾の屈筋と外転とをもたらす(体重を支えていない下肢の場合)。また、体重を支えている下肢においては、この筋の収縮が内側縦足弓の維持に役立つ。 )
- 518_12【Calcaneal tuberosity踵骨隆起 Tuber calcanei】 Tuberosity on the posterior aspect of the calcaneus.
→(踵骨の後半部は大きな骨塊となって後方に飛び出している。この部分は踵骨隆起と呼ばれ、いわゆるかかとの主要部を成している。その後面には表面にギザギザした稜線が横に走っているが、ここはアキレス腱がつく場所である。)