A03_0_00_015

軟骨性の連結Cartilaginous joint(Junctura cartilaginea)

軟骨性の連結【なんこつせいのれんけつ】 (骨が軟骨質を介して骨と骨が連続性に結合されているものであるが、軟骨性の連結は2種を区別する。軟骨結合は両骨が硝子軟骨synchondrosisでみたされるもので、多くは発育中にみられ、生体に残るものもしだいに骨化する。[線維軟骨]結合symphysis(例:恥骨結合)は線維軟骨を主体とするが、骨面に近い層は硝子軟骨からなる。骨軟骨結合、骨相互間の結合の間に介在する軟骨による関節の形で軟骨結合と癒合結合がある。軟骨性の結合と線維性の結合は滑膜性の連結にくらべると運動性はるかに小さいが、まったく不動というわけではない。その可動性は組織の種類によっても異なり、その量によっても異なる。概して、靱帯結合は軟骨結合より働きやすいが、運動には靱帯の牽引やねじれを伴うので、靱帯が特に弾性線維にとむ場合などを除けばその運動は大きく制限される。)

Moore人体発生学

15-2.関節の発生

15-5.骨格系の要約

Pocket atlas of human anatomy

 

ページのトップへ戻る