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顔面筋;表情筋Facial muscles; Mimetic muscles(Musculi faciei)

顔面筋;表情筋【がんめんきん;ひょうじょうきん】(顔面筋(表情筋)は主として顔面の皮下に広く存在し、主に骨から起こって皮膚に停止する皮筋であって、いわゆる喜怒哀楽などさまざまの表情はこの働きによる。表情筋は舌骨弓筋から分布し、哺乳類では眼、耳、鼻、口など開口部の開閉のために頭部に発達したものであるが、人類ではそのうえ言語を発し、表情を表すためにとくに分化している。表情筋はすべて顔面神経(VII)の支配を受ける。表情筋というと表情だけが問題にされがていであるが、その本来の役目は顔の4種類の窓(目・鼻・口・耳)の開閉であって、この動きは動物(殊に哺乳動物)の生存にとって重要なものである。人間はたまたまこれを表情の表現にも用いることができるというだけのことである。)

小解剖学図譜

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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