A04_1_05_001

舌筋Muscles of tongue(Musculi linguae)

舌筋【ぜつきん】 (舌筋はすべて横紋筋であって外舌筋(オトガイ舌筋、舌骨舌筋、茎突舌筋)、内舌筋(上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋)があるが、その舌内にある部分はいずれも、他の筋と異なって多数の脂肪細胞を含む疎性組織により多くの小束に分かたれ、そのために下は軟らかくかつ自由に動きうる。舌筋の作用はオトガイ舌筋のおもな作用は舌を前方に突出させ、また舌の中央部を舌に引く。舌骨舌筋および茎突舌筋のおもな作用は舌を後に引き込ますが、同時に舌骨舌筋は舌の側縁を舌に引き、茎突舌筋は舌背を高める。またこの3筋が一側だけ動けば舌を外側に曲げる。上下の縦舌筋は舌を短縮させ、横舌筋は狭くすると同時に延長させる。垂直舌筋は舌を平らにする。舌筋は舌根ではやや複雑な走向ををとるが、全体としてはほぼたがいに直行する三つの系列にわけられ、それぞれ前後(上縦舌筋、下縦舌筋、茎突舌筋、舌骨舌筋など)、左右(横舌筋、口蓋舌筋、茎突舌筋の一部、上咽頭収縮筋舌咽頭部など)、上下(垂直舌筋、オトガイ舌筋、小角舌筋、舌骨舌筋の一部など)に走る。前後に縦走する系列は比較的舌の表面近くを走り、全体としては他の系列を外からかこむような傾向で配列する。)

Moore人体発生学

10-6.舌の発生

Rauber Kopsch

Band2(046)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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