A05_2_01_001

口峡;咽峡Fauces(Fauces)

口峡;咽峡【こうきょう;いんきょう】 Space between the soft palate, palatoglossal arch, palatopharyngeal arch, and dorsum of tongue.(口峡は口腔から咽頭への通路となる部分を口峡とよび、天井は軟口蓋(口蓋帆)、底は舌根である。左右の側壁がヒダを作り、そのため口峡が最も狭くなる部分が口峡峡部で、前方口腔側のヒダを口蓋舌弓、後方咽頭側のヒダを口蓋咽頭弓とよぶ。それぞれの弓は、内部に同名の筋が走る。両弓の間の陥凹が扁桃窩で、口蓋扁桃がここに位置し、口蓋扁桃が腫脹するときは、両弓よりも強く口峡内へ張り出す。口蓋咽頭弓は軟口蓋後縁の延長とみなしてよく、ヒト以外の哺乳類ではふつう軟口蓋後縁とともに喉頭蓋をとりかこむ形となって、気道を確保するが、ヒトでは喉頭の位置が低いため、口蓋咽頭弓の意義がはっきりしなくなる。時間隆起の前方部から軟口蓋の鼻腔面へのびるヒダがある場合、これを耳管口蓋ヒダとよぶ。)

小解剖学図譜

Rauber Kopsch

Band1(091) Band2(012; 054)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

現代の組織学 235

 

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