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肝後部;尾状葉(肝臓の)Posterior liver; Posterior part of liver; Caudate lobe of liver(Pars posterior hepatis; Lobus caudatus)

肝後部;尾状葉(肝臓の)【かんこうぶ;びじょうよう(かんぞうの)】 Portion of the liver that is considered an independent part, as it drains directly into the inferior vena cava and receives its blood supply from the left and right hepatic arteries.(肝臓の尾状葉は肝門部に接近しており、容易に肝門部を占拠する癌の浸潤を受けやすく、近年肝門部癌の手術に際してその根治性を高めるために尾状葉の合併切除が行われるようになり注目をあつめているが、その脈管支配については十分な検索が行われていなかった。尾状葉は左側優位ではあるが、左右両側のグリソン系脈管支配を受けており、その範囲は、左側は静脈管索裂、前方は肝門部グリソン系脈管群、後方は後大静脈により教科isれ、その大部分は下大静脈の左前方にあるが、さらに下大静脈の左後方に回り込んでいるものある。尾状葉はまた肝門部脈管群と下大静脈との間を通って右方へ突出し、下大静脈右縁を越えて尾状葉突起を形成している。尾状葉突起は非常に薄く退縮したものから大きく発達したものまで、その大きさは多様である。さらに尾状葉突起の右側縁、すなわち右肝部との境界は不明瞭であり、また尾状葉の下大静脈に沿った頭側縁、すなわち内側区域との境界も不明瞭である。)

実習人体解剖図譜(浦 良治)

Pocket atlas of human anatomy

 

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