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女性尿道【じょせいにょうどう】(女性の尿道は長さ約3~4cmで男の尿道に比して短く、膀胱頚の内尿道口を出て腟前壁に沿って走り、腟口の前方で腟前庭に外尿道口として開く。粘膜は重層立方~扁平上皮、尿道腺があり、後壁には縦走する尿道稜を認める。筋層は内輪外縦。尿道の粘膜には尿道腺が散在していて、その導管は時に独立して腟前庭に開く、これが尿道傍管(スキーン管)であって、淋疾の時に淋菌の巣になる。女性の尿道腺は男性の前立腺と相同であり、男性の尿道腺は女性の小前庭腺に相当する。尿道の固有層と更に上皮の中に、知覚神経(substance PとCGRPという、いずれも知覚神経に特徴的な信号分室を含む)が、想像を絶するほど密な網を作っている。それに加えて上皮の中にはセロトニン(5HT)というアミンを分泌する、神経細胞に似た性状の細胞(paraneuron)がたくさんに分布している。このパラニューロンは、上皮の中に樹枝状に突起を延ばし、その分布と形態から見て、圧迫される、引き延ばされる、といった機械的な刺激を受ける機械受容細胞mechano-receptorと推定される。)
13-1.泌尿器系の発生
Band2(227)