A09_1_03_031

基靱帯;子宮頚横靱帯Cardinal ligament; Transverse cervical ligament(Ligamentum cardinale; Ligamentum transversum cervicis)

Mackenrodt's ligament基靱帯;子宮頚横靱帯【きじんたい;しきゅうけいおうじんたい】 Collection of collagen fibers formed by thickened portions of connective tissue in the paracervix.(『マッケンロートの靱帯』ともよばれる。基靱帯は支持板として子宮の両側(子宮傍組織)の腹膜下結合組織に形成された膠原線維、弾性線維および筋線維束をひっくるめたものである。子宮広間膜の下にあり、それらは子宮頚の腟上部から小骨盤側壁の筋膜に向かって扇状に広がっている。基靱帯は骨盤底に定着し、膀胱や直腸の充填物に可動性を与えるように子宮を浮いた状態に保持している。子宮は恥骨結合と仙骨からの靱帯とともにおもに基靱帯によって固定されている。この部のリンパ節は子宮頸癌で重要である。マッケンロート Mackenrodt, Alwin Karl (1859-1925) ドイツの婦人科医。子宮のマッケンロート靱帯を記述("Ueber die Ursachen der normalen u. pathologischen Lagen des Uterus", Arch. Gynak., 1895, 48, 393-421)。)

Eduard Pernkopf

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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