A09_2_03_006

外尿道括約筋External urethral sphincter; External urethral sphincter of female♀(Musculus sphincter urethrae externus♀)

Guthrie's muscle外尿道括約筋;尿道括約筋【がいにょうどうかつやくきん;にょうどうかつやくきん】 It encircles the middle one-third of the female urethra with predominantly circular fibers, consisting of fibers from the deep transverse perineal muscle and cells of the internal urethral sphincter, embedded in connective tissue. Its superior portion blends with the musculature of the urinary bladder and its inferior portion with that of the compressor urethrae.(尿道括約筋は深会陰横筋から概念的に区分される尿道膜を環状に取り巻く筋線維束である。尿道の前方で会陰膜からの表層線維束は反対側からの線維と織り合い、尿道の後方で会陰へ放散している。深層線維束は内陰部血管のまわりの結合組織から起こり、尿道の膜性部を取り囲む筋性の輪を形成している。一般の形態的および機能的特徴に基づいて、深会陰横筋と尿道括約筋はともに尿道収縮筋とみなされる。男性では尿道括約筋の骨格筋線維は深会陰横筋の赤筋線維より通常やや明調ではるかに薄いが、前立腺に入り込む。一方、女性では押送する線維は腟により尿道後方でさえぎられており、その壁もまた尿道括約筋から放散する線維、すなわちいわゆる腟括約筋(尿道腟括約筋)を受けている。経産婦では、深会陰横筋の大部分が結合組織線維束によりとって代わる。平滑筋線維束は深会陰横筋と尿道括約筋の両方に埋もれているので、尿道や前立腺や腟などの平滑筋組織と明確に区別できない。深会陰横筋と尿道括約筋は尿道の前面で互いに区別されない。両筋は尿道筋壁から深会陰横筋を被う結合組織へ、女性では外側に、男性では背側に放散する平滑筋束により尿道から隔離されている。)

Pocket atlas of human anatomy

筋の機能解剖

ネッター解剖学図譜

R.V. Krstić(HMA)

 

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