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外膜Tunica externa(Tunica externa)

外膜【がいまく】 Outer layer of a blood vessel wall.(外膜は縦走ないし斜走する弾性線維や膠原線維、線維芽細胞等の、結合組織性部よりなる。それらは中膜に近い内層では密に、外層では疎に分布する。特に、多くの動脈の場合、中膜に接する部位に弾性線維が密に集まり、外弾性板external elastic laminaを作っている。静脈では特に太いものでは、この層にかなり発達した縦走平滑筋をもつ。外膜には栄養血管やリンパ管、有髄および無髄線維も認めることもができる。無髄神経線維は血管運動神経であり、中膜には進入せず、中膜最外層の平滑筋表面に終わる。最外層平滑筋で受けた運動刺激は、その後、筋細胞間のギャップ結合を経て、全層の平滑筋に伝達するものと考えられている。有髄神経線維は、求心性の知覚線維である。外膜の最外層にはあきらかな境界はなく、疎性結合組織により、徐々に隣接器官に移行する。)

Pocket atlas of human anatomy

406(General terms一般用語)

現代の組織学 229

R.V. Krstić(HMA)

 

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