A12_3_12_010

左臍静脈;臍静脈Umbilical vein(Vena umbilicalis)

左臍静脈;臍静脈【させいじょうみゃく;さいじょうみゃく】 Branches to the anterior part of the left lobe of liver.(臍静脈は肝臓の両側を走行し、胎盤からの酸素に富んだ血液を送るようになる。右臍静脈は胚子期の終わりに消失するため、左臍静脈だけが胎盤からの酸素に富んだ血液を胚子に送る。このような細静脈の構造駅変化は以下に述べる様に要約される(図14-5)。すなわち、 ・右臍静脈と肝臓と静脈洞の間に位置する臍静脈尾側部は退行する。 ・左臍静脈尾側部の退行しない部位が臍静脈として存続する。 ・肝臓内に大きな吻合静脈である静脈管ductus venosusが発生して(図14-5C)、臍静脈と下大静脈inferior vena cava(IVC)を連結する。静脈管は肝臓を迂回するため、胎盤からの大部分の血液は肝臓の毛細血管網を通過することなく、直接に心臓に注ぐ。(Moore人体発生学))

Spalteholz

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 II巻

Moore人体発生学

14-1.心臓と血管の初期発生

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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