A13_3_00_036

鎖骨上リンパ節Supraclavicular nodes; Supraclavicular lymph nodes(Nodi lymphoidei supraclaviculares)

鎖骨上リンパ節【さこつじょうりんぱせつ】 Group of lymph nodes overlying the clavicle.(所属リンパ節名(頚部)(104) 鎖骨上窩に存在するリンパ節群。頭頚部癌取扱い規約による下内深頚リンパ節を含む。No.101との境界は頚動脈鞘前縁,No.102-mid との境界は輪状軟骨下縁。 鎖骨上リンパ節(別名として斜角筋リンパ節scalene nodes)は最下位の深頚リンパ節に該当し、鎖骨直上部における胸鎖乳突筋後縁の奥に位置している。このリンパ節には、腋窩リンパ節と気管リンパ節の両方からのリンパが流入する。そのために乳癌、肺癌の転移が、左右どちらかの鎖骨上リンパ節に生じやすい胸管内の癌細胞が頚リンパ本幹を逆流するかたちで上行し、鎖骨上リンパ節に達することもある。『ウィルヒョウのリンパ節Virchow's lymphnode』は通常、左の鎖骨上リンパ節だけが腫瘍細胞で満たされた状態となったものをウィルヒョウのリンパ節とよぶ。左側の鎖骨上リンパ節。胸管からの逆行性経路により、悪性腫瘍細胞が転移して腫大することがある。ドイツの病理学者Rudolf Ludwing Karl Virchow (1821-1902)による。)

小解剖学図譜

人体局所解剖図譜 IV巻

Eduard Pernkopf

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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