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神経系Nervous system(Systema nervosum)

神経系【しんけいけい】(神経系は動物特有のもので、知覚、運動および精神作用などを営みうるのは、神経系があるためである。神経系には生体の内外間橋からの刺激をうけたのちに、その情報を解釈(場合によっては統合)し、受けた刺激に適する反応を選び出す能力がある。また、内分泌系とともに、身体の機能の重要な側面を統御し、恒常性を保つ。神経系の刺激は迅速な反応を起こすが、内分泌活動は主に遅くて持続的である。神経系を論ずる学問を神経学といい、神経系の構造を論ずる学問を神経解剖学という。神経系は中枢神経系(脳と脊髄)および末梢神経系(脳神経12対および脊髄神経31対をはじめすべての神経と神経節)の2部に分かれる。中枢、末梢の区分は全く人工的なものであり、神経系は終始1つの全体として機能していることをわすれてはならない。また作用の上から動物神経系と植物神経系=自律神経系(交感神経系と副交感神経系からなる)とに分かれる。)

小解剖学図譜

Rauber Kopsch

Band2(287)

Pocket atlas of human anatomy

R.V. Krstić(HMA)

 

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