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シナプス;神経接合部Synapse(Synapsis)

シナプス;神経接合部【しなぷす;しんけいせつごうぶ】 Point of contact between neurons or between a neuron and other cells.(シナプスは神経細胞と他の神経細胞、効果器(筋、腺)細胞、または感覚受容体細胞とその機能的な膜と膜との結合についていう。シナプスは神経興奮の伝達をつかさどり、一般に大きさは不定(1~12μm)で、節状または棍棒状の軸索末端がシナプスをつくる受容細胞の細胞膜(シナプス後膜)の境界明瞭な斑点に接合している。ほとんどの場合、興奮は化学伝達物質(神経伝達物質とよばれる)により伝達され、それらの物質はシナプス前膜と後膜を隔てるシナプス間隙(15-50nmの広さ)へ放出される。アセチルコリンは最も広く見られる伝達物質であるが、他にアドレナリン、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、ガンマアミノラクサンgammaaminobutyric acid(GABA)、グルタミン酸、アスパラギン酸、さらに酸化窒素なども神経伝達物質に該当する。軸索を伝わりシナプス部位に到達した神経刺激は、まず軸索末端(シナプス小胞)からの伝達物質の放出を引き起こす。次に、放出された伝達物質がシナプス裂隙を通り抜けて隣接するニューロンの、たいていは樹状突起表面に達し、新たな神経刺激をもたらすのである。1本の軸索が複数の(時には数百個もの)ニューロンに対してシナプスを形成しうること、および単一ニューロンの樹状突起群に対して、複数のニューロン軸索がシナプスを介し接続しうる。)

Pocket atlas of human anatomy

R.V. Krstić細胞篇

R.V. Krstić組織篇

R.V. Krstić(HMA)

 

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