A14_1_02_216

側索固有束;外側固有束Lateral fasciculus proprius(Fasciculus proprius laterales)

側索固有束;外側固有束【そくさくこゆうそく;がいそくこゆうそく】 Ground bundle of the lateral funiculus. Its fibers interconnect consecutive segments of the spinal cord.(外側固有束は側索は前根と後根をつくる最外側の根糸の間を占有する白質で、その中を走る固有線維を総合して外側固有束という。この神経束も脊髄全長を通して存在し、膨大部ではよく発達している。この固有束も種々の長さをもつ上行性および下行性線維からできている。ただし、この神経束はもっぱら同側性の分節を連絡する線維から構成されている。これらの線維の起始ニューロンは口中と中間質に局在し、一部が前柱に存在する。側索の灰白質に近い領域をlateral limiting layerとよび、この層を背側半と腹側半に分ける。また、とくに脊髄上部でみられる後柱基部の外側部にみられる灰白質と白質の混じり合った部分を網様体という。外側固有束は主としてlateral limiting layerと網様体の領域を走行している。側索には重要な上行性と下行性の長い神経路が走っているが、固有束線維はいずれの投射路の間にも混在している。)

Spalteholz

小解剖学図譜

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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