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前庭神経核(橋被蓋の)Vestibular nuclei in pontile tegmentum(Nuclei vestibulares in tegmento ponti)

前庭神経核(橋被蓋の)【ぜんていしんけいかく(きょうひがいの)】 (前庭神経核は前庭神経の終止核で、4核からなり、前庭神経は上行枝と下行枝に分かれてこれらの核に分布する。前庭神経内側核(三角核)(Schealbe nucleus)は菱形窩の前庭神経野にあり、主として小細胞からなる。前庭神経外側核(Deiter nucleus)は内側核の外側で、下小脳脚内側ににあり、非常に大きい多極性の細胞からなる。これは前庭神経路の起始をなし、また小脳から多くの線維を受けるが、小脳に線維を送らない。前庭脊髄路は同側性に延髄の外側部を下り、脊髄に至る。前庭神経上核(Bechterew nucleus)は第四脳室の底と側壁の移行部にあり、橋から小脳に及ぶ。前庭神経核中最も背外側で、しかも最も情報にあり、ここではやや大きい細胞と小細胞が混在する。前庭神経下核(下行路核)は下小脳脚内側部の中にあり、外側核の下方につづき、内側核の外側にあり、主として中等大細胞からなる。この核は前庭神経の下行枝の一部からなる縦走線維(前庭神経下行路)を含む。前庭神経核の上核、内側核および下核から出る二次経路は下小脳脚内側部を通って両側の小脳の片葉、小節、虫部垂および室頂核に至る(前庭小脳路)。またすべての前庭神経核は内側縦束に大部分両側性に多数の線維を与える。前庭神経核から網様体に至る線維もある。)

Moore人体発生学

18-4.脳の発生

18-7.自律神経系の発生

Eduard Pernkopf

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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