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緻密部;緻密帯;黒色部(黒質の)Compact part of substantia nigra(Pars compacta; Zona compacta; Pars nigra)

緻密部;緻密帯;黒色部(黒質の)【ちみつぶ;ちみつたい;こくしょくぶ(こくしつの)】 Densely pigmented part facing the cerebral peduncle.(黒質の緻密部は色素をもつ大型の細胞が多数存在する。緻密部の細胞は高濃度のドーパミンを含有して、線条体(尾状核と被殻)におけるドーパミンの主な源泉とされる。ドーパミンに対する高い特異性を持つ抗体を用いた免疫組織化学的研究から、霊長類の緻密部および腹側被蓋野におけるドーパミン含有細胞の性質に関する詳細な情報が示された。ほとんどすべてのドーパミン含有細胞が緻密部で見られた。黒質上部では大型のドーパミン含有細胞が腹内側域に存在しており、黒質の下方では独特なドーパミン含有細胞柱が腹側の緻密部に広がっている。腹側被蓋野におけるドーパミン含有細胞の大部分がコレシストキニン(CCK)ペプチドを同時に持つ。ドーパミンおよびコレシストキニンの両者を持つニューロンは線条体、側坐核、扁桃核および前頭前野皮質に投射する。)

Rauber Kopsch

Band2(402)

Pocket atlas of human anatomy

 

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