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網様部;網様帯;赤色部(黒質の)Reticular part of substantia nigra(Pars reticularis; Zona reticularis; Pars rubra)

網様部;網様帯;赤色部(黒質の)【もうようぶ;せきしょくぶ(こくしつの)】 Part facing the cerebral crura. Its loosely organized cells are scattered irregularly between the fibers of the cerebral crura.(黒質の網様部は大脳脚に近く、細胞の少ない部分である。GABA(γ-アミノ酪酸)の合成に用いられる酵素のグルタミン酸脱水素酵素(GAD)は黒質網様部に高濃度に含まれる。齧歯類では黒質網様部ニューロンの約90%がGAD免疫反応陽性細胞である。サルにおいては、より少ないGABA陽性ニューロンが主に黒質網様部の外側部に存在する。GABA陽性の終末は黒質網様部全域に見られる。黒質網様部にはセロトニン(5-HT)線維および終末も含まれている。背側縫線核がセロトニン作働性神経路の主要な起源である。この核を刺激すると黒質の個々のニューロンの自発活動が抑制される。)

Rauber Kopsch

Band2(402)

Pocket atlas of human anatomy

 

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