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片葉小節葉;前庭小脳Flocculonodular lobe(Lobus flocculonodularis)

片葉小節葉;前庭小脳【へんようしょうせつよう;ぜんていしょうのう】 Lobe situated caudal to the posterolateral fissure.(片葉小節葉は前庭神経と密接に関係することから前庭小脳ともよばれ、小脳の中で歴史的に最も古い領域であり、魚類や鳥類の小脳では大きく発達している。人の小脳では、片葉小節葉はあまり発育せず、小脳体が非常に大きくなる。大きくなった小脳体には、左右方向に走る溝ができる。この溝は第一裂と呼ばれるが、小脳体に最初にできる溝という意味であって、正式には小脳体第一裂とよぶべき溝である。小脳に最初にできる溝は後外側裂であって、第一裂は小脳全体としてみると二番目にできる溝である。第一裂ができることによって、小脳体は吻側部の前葉と、尾側部の後葉とに分けられる。小脳は元来前庭神経に続き、その中枢として生じたものである。)

Moore人体発生学

18-4.脳の発生

Pocket atlas of human anatomy

 

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