A14_1_08_663

レンズ核ワナ(視床の)Ansa lenticularis in thalamus(Ansa lenticularis in thalamo)

レンズ核ワナ(視床の)【れんずかくわな(ししょうの)】 Fibers connecting the pallidum and thalamus. They exit from the ventral side of the pallidum.(レンズ核ワナは主に淡蒼球外節におこり、淡蒼球の腹側縁に沿って内方に走り、その内側縁ならびに内方の内側縁に沿って背方に転じてForel野に入り、ここで再び方向を背外方に転じて視床束(H1)として、視床外側腹側核(VL)に終止する線維束をいう。一方、淡蒼球内節におこる線維束は内方を横断してLuys体の背側に出てレンズ核束(H2)を形成し、内方に走ってForel野に入り、ここで反転してレンズ核ワナの線維束とともに視床束(H1)を構成する。視床束の線維は視床外側腹側核(VL)のほか、視床前腹束核(VA)や視床正中中心核(CM)にも終止する。また、淡蒼球内節からForel野に達する線維のなかには、さらに下行して橋の吻側被蓋部、特に上小脳脚の周辺部のいわゆる脚橋被蓋核に終止するものがある。)

人体局所解剖図譜 IV巻

Pocket atlas of human anatomy

 

ページのトップへ戻る