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錐体細胞層(海馬の)Pyramidal layer of hippocampus(Stratum pyramidale hippocampi)

錐体細胞層(海馬の)【すいたいさいぼうそう(かいばの)】 Layer of pyramidal cell bodies and basket cells.(錐体細胞層の細胞の樹状突起の分枝範囲は上昇層から分子層に及ぶ細胞体または太い樹状突起から出る軸索は上昇層を横切り、白板にはいる。軸索側枝は上行層のバスケット細胞その他とシナプス結合する。錐体細胞に終止する入力線維は錐体細胞の受容表面上に系統的に分布する。すなわち、それぞれの樹状突起が分枝している範囲(先端樹状突起と基底樹状突起)に特定の入力線維がシナプス結合する。軸索樹状突起シナプスは興奮性であり、軸索細胞体シナプス(たとえばバスケット細胞の軸索と錐体細胞とのシナプス結合)は抑制性である。小脳のPurkinje細胞への入力線維の大部分は互いに平行に走る。CA4とCA3の錐体細胞の軸索はかなり太い側枝(Schaefferの側枝)をだすが、これらの側枝は上昇層を上行し、網状層に達して水平方向に走る。これらの線維は網状層を走りつつ多数の軸索-樹状突起シナプスをもってCA3・CA2・CA1の錐体細胞とシナプス結合する。Cajalによれば、これらSchaefferの側枝は海馬支脚にまで達する。)

Pocket atlas of human anatomy

 

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