A15_1_00_001

嗅覚器Olfactory organ(Organum olfactorium; Organum olfactus)

嗅覚器【きゅうかくき】 (嗅覚器の感覚細胞は細長い双極細胞であって、嗅粘膜の特殊化した領域(嗅上皮)にみられる。これらの感覚細胞は極めて細い軸索をもっており、それらは集合して小線維束となり、篩板を貫通して嗅球に入る。嗅上皮はヒトでは左右の鼻腔の上鼻甲介の上縁とそれに向かい合う鼻中隔の小さな領域を占めている。この感覚上皮は多列(偽重層)上皮であって、支持細胞多くの場合幾分低く位置する明るい核を特徴とする感覚細胞(嗅細胞)とからなっている。そのほか、球部はボウマン腺という多数の小さな粘液腺を含んでおり、この腺の分泌の小さな粘液腺を含んでおり、この腺の分泌物が薄い末端膜となって嗅粘膜をおおっている。)

Rauber Kopsch

Band2(575)

Pocket atlas of human anatomy

現代の組織学 443

 

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