A15_2_04_016

視神経細胞層;神経節細胞層(網膜の)Ganglionic layer of retina(Stratum ganglionicum retinae)

視神経細胞層;神経節細胞層(網膜の)【ししんけいさいぼうそう;しんけいせつさいぼうそう(もうまくの)】 (網膜の神経節細胞層は視神経細胞の胞体が存在する層である。視神経細胞は中心窩の周囲では小さく、数層に重なって密に存在し、HE染色標本ではその胞体を識別することは困難であるが、中心窩から遠ざかるにつれて急に数が少なくなるとともに胞体が大きくなり、明らかに胞体が認められるようになる。視神経細胞は視神経細胞層に細胞体を置く多極性神経細胞で、しばしば神経節細胞と呼ばれる。この細胞は内網状層内に広がる多数の樹状突起によって双極神経細胞から視覚興奮を受け取り、これを内包に伸びる1本の軸索によって間脳の外側膝状体および中脳の上丘に伝達する。この軸索が視神経線維である。)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

現代の組織学 465

 

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