A02_0_00_007

骨膜Periosteum(Periosteum)

骨膜【こつまく】 Outer sheath consisting of two layers that invests the bone tissue, gives attachment to tendons and ligaments, and nourishes the outer vessels of the bone.(骨の表面を被う強靱な結合組織性の膜で、関節部では関節包に続く。Sharpey線維で骨と結合する一方、骨に付着する腱や靱帯の線維は骨膜に放散して一部は骨質に侵入する。この付着部は骨膜はしばしば線維軟骨化している。骨膜の内側は新しい骨組織を形成する造骨組織層で、骨の太さの成長にあずかり、成体でも骨の再生・修復の能力がある。骨膜外側の線維結合組織層は骨に分布する血管や神経を含む。その血管は緻密質内の血管と連絡し、また骨膜は知覚神経に富む。骨膜は胎生期から青年期に至るまでは、骨の表面に骨質を新生することによって骨の太さの成長をいとなんでいるが、骨の成長が止むと多数の細血管を骨質の中に送り込んで、その栄養を助けている。しかし成人においても、骨折や手術で骨が損傷を受けると骨膜は若返って再び造骨機能を取り戻し、骨質の新生を行う。骨膜と骨質との結合は至って丈夫で、丈夫なピンセットを使っても、剥がしにくいことが多い。それは骨膜が骨の表面に付着しているだけでなく、その結合組織線維が骨質の中に侵入しているからである。こうして骨膜はまた筋と骨の結合の媒介をしている。)

Spalteholz

人体局所解剖図譜 I巻

Moore人体発生学

15-1.骨と軟骨の発生

Rauber Kopsch

Band1(102; 114)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

現代の組織学 111

R.V. Krsti?組織篇

R.V. Krsti?(HMA)

 

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