A04_1_04_001

咀嚼筋Masticatory muscles(Musculi masticatorii)

咀嚼筋【そしゃくきん】(咀嚼筋はすべて頭蓋から起こって下顎骨に停止する。主として下顎骨の挙上(口を閉じ、かみしめる)を行い、下顎神経(V3)の支配を受ける。咀嚼筋の作用:下顎骨の挙上(歯をかみ合わせる)には側頭筋、内側翼突筋、咬筋が働く。下顎骨を前方に引くのは両側の外側翼突筋、これを後方に戻すのは両側の側頭筋後部の働きによる。下顎骨前部の左右運動:右の外側翼突筋と左の側頭筋後部が働けば下顎骨の前部が左右に動く。これを左右交互に繰り返すことによる。開口は主に舌骨筋群(頚部の筋)の働きによるが、小さく口を開けるとき以外は下顎骨頭の前方移動を伴う。このため開口運動には外側翼突筋が補助的に働いている。)

小解剖学図譜

Moore人体発生学

10-1.咽頭弓

10-8.顔の発生

Rauber Kopsch

Band1(411) Band2(463)

岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

 

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