A04_7_03_013

大腿三角Femoral triangle(Trigonum femorale)

Scarpa's triangle大腿三角【だいたいさんかく】 Triangular region bounded by the inguinal ligament, sartorius, and adductor longus.(大腿前面の上部で鼡径靱帯の下方にあたり、声帯でも浅い陥凹としてその位置を確認することができる。尖端を下方にむけた三角形の部分で、上方は鼡径陣地亜、外側は縫工筋、内側は長内転筋によってつくられ、下方へは縫工筋の深層を通って内転筋間につづく。大腿三角の床は腸腰筋と恥骨筋によってつくられ、この表面を三角形の底のほぼ中央から先端に向けて大腿動脈と大腿静脈がほぼ並列して走る。このとき静脈の方が内側にある。なお大腿筋膜はこの部で大伏在静脈のための伏在裂孔をつくる。『スカルパの三角』ともよばれ、Antonio Scarpaにより1817~1819年頃に記載された。)

実習人体解剖図譜(浦 良治)

Pocket atlas of human anatomy

 

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