A04_7_03_031

足底腱膜Plantar aponeurosis(Aponeurosis plantaris)

足底腱膜【そくていけんまく】 Strong, thickened, tendinous fascial sheet on the sole of the foot. It is spread between the calcaneal tuberosity and the plantar ligaments of the metatarsophalangeal joints. It supports the longitudinal arch of the foot.(足底の皮下にあって、踵骨から足指に向かって扇形にほろがる強い腱膜で、主として縦走線維よりなるが、一部には表層の皮膚に向かって垂直方向に走る短くて強い線維がある。踵骨に近い部分では厚いが、次第に薄くなってほぼ中足骨底の位置で5束に分かれて各趾に放散する。5束に分かれた各線維束は、中足趾節関節のあたりで浅層と深層に分かれ、前者はそのまま前進して各趾の皮膚へつき、後者はさらに二分して、その間に趾屈筋の腱を挟んでその腱鞘へ付着する。各趾に放散した各束の間からは、趾神経・趾動脈および虫様筋が表層にあらわれる。また足底腱膜が5束に分岐する地点では、横走する線維が発達して、各趾に放散する各束を互いに結合している。これを横束という。また足底腱膜の両側縁よりは、足底深部に向かって内側および外側の筋間中隔を送り、これらは近位で著明で、母趾球筋(母趾内転筋を除く)、小趾球筋中足筋群より隔てている。なお足底腱膜の定義をより広く解釈して、上述の最もよく発達した部分をその中央部とみなし、これにさらに母趾球筋と小趾球筋をおおう部分をそれぞれ足底腱膜の内側部、外側部とよんで区別することがある。このとき、その内側部の腱膜は母趾外転筋をおおい、屈筋支帯からつづく。また外側部の腱膜は小趾外転筋を包んで、ここに踵骨隆起と第5中足骨底との間で強く発達している。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

人体局所解剖図譜 III巻

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Band1(494)

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岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

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