A05_5_01_027

粘膜(胃の);胃粘膜Gastric mucosa; Mucous membrane of stomach(Tunica mucosa gastricae; Tunica mucosa ventriculi)

粘膜(胃の);胃粘膜【ねんまく(いの);いねんまく】 Mucous membrane lining of the stomach that is composed of simple columnar epithelium, connective tissue (lamina propria), and muscularis mucosae.(胃の粘膜に限らず、消化管の粘膜上皮は、絶えず新生され、古くなった上皮細胞と置き換わっていく。胃小窩深部あるいは腺の上端部に、有糸分裂像がよく観察される。この領域は増殖細胞帯generative cell zoneまたはprogenitor cell zoneと呼ばれ、この領域で分裂、増加した未分化上皮細胞undiffereted epithelial cellが、表面上皮細胞あるいは腺細胞に分化し、成熟していく。未分化上皮細胞の数は少なく、立方ないし丈の低い円柱状で、細胞質は弱塩基好性を呈す。核は細胞体の割に大きく、円形である。細胞質の塩基好性は、幼若な細胞の特徴ともいえる。豊富な自由リボゾームの存在に起因する。大部分の未分化上皮は胃表面に移動しつつ、表面上皮細胞ないしは頚部粘液細胞に分化していく。両細胞は、2~8日周期で更新される。壁細胞は腺頚部の未分化上皮細胞より分化し、その寿命は約3ヶ月にも及ぶ。主細胞もまた未分化上皮細胞から分化、成熟してくる以外に、一部は成熟した主細胞自身が分裂、増殖する。主細胞の細胞周期は約2ヶ月といわれている。噴門腺付近の表面上皮細胞および腺細胞の寿命は約2日、腺細胞は約3~10日とされている。幽門腺付近の表面上皮細胞および腺細胞は1~2日で更新されているので、幽門の胃小窩あるいは腺上端部においては、他の部位よりも多くの有糸分裂増が認められる。)

Spalteholz

実習人体解剖図譜(浦 良治)

人体局所解剖図譜 II巻

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Band2(074)

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岡島解剖学

Pocket atlas of human anatomy

R.V. Krsti?組織篇

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