A12_0_00_002

動静脈吻合Arteriolovenular anastomosis; Arteriovenous anastomosis(Anastomosis arteriolovenularis; Anastomosis arteriovenosa)

動静脈吻合【どうじょうみゃくふんごう】 Intercommunication between an artery and a vein.(動静脈吻合は毛細血管を通じないで、直接大きな径の連絡管により動脈が静脈につながることをいう。動静脈吻合は体の多くの部位に存在し、とくに手掌、足底および指の皮膚、爪床などにみられることは古くから知られている。吻合枝は動脈や細動脈から側枝としておこり、迂曲ないし直線の走行をとり、静脈ないし細静脈と連結する。吻合部は中膜および外膜が厚くなっており、中膜では平滑筋が発達している。この部位の平滑筋細胞はしばしば特殊化し上皮様細胞の像を呈する。平滑筋層は交感神経系からの神経終末を豊富に受けている。多かれ少なかれ括約筋としての役割をもつと考えられる。吻合枝が閉じれば、血液は毛細血管を通ることになり、他方、筋が弛緩して開けば、血液は毛細血管を避け、直接細静脈にそそぐ。したがって、動静脈吻合は組織への血液の供給を調節する重要な構造と考えられる。)

Moore人体発生学

02-3.女性の生殖周期

Rauber Kopsch

Band1(504)

Pocket atlas of human anatomy

406(General terms一般用語)

現代の組織学 171; 197

R.V. Krstić組織篇

R.V. Krstić(HMA)

 

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