A12_2_04_008

頚動脈洞Carotid sinus(Sinus caroticus)

頚動脈洞【けいどうみゃくどう】 Dilatation of the carotid bifurcation or emerging internal carotid artery. Its walls contain baroreceptors.(頚動脈洞は総頚動脈の外頚動脈と内頚動脈への分岐点にある軽度の拡張部。ここでは動脈壁とくに中膜がやや薄く、外膜には求心性知覚神経線維(舌咽神経)が分布する。頚動脈洞は血圧の変動を感受する圧受容器として働く、血圧が高くなると、動脈壁は伸展されて受容体は刺激される。その興奮が求心性線維で延髄に伝えられると、反対的に血管拡張と心臓拍動の現象とが起こる(頸動脈洞反射)、このようにして頚動脈洞はとくに脳の動脈における血圧を調節する機能を持つ。頚動脈洞に存在する受容器(伸長受容器stretch receptor)と同類のものが、大動脈弓・腕頭動脈・肺動脈などにも存在する。)

Pocket atlas of human anatomy

ネッター解剖学図譜

 

ページのトップへ戻る